<環境保護>中国政府、最近10年間で約1兆元を投入

2009年9月7日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国国家発展改革委員会の杜鷹(ドゥ・イン)副主任は、最近約10年間で中国が生態系や環境の保護に投入した金額が約1兆元(約13兆6500億円)に達したことを明らかにした。

杜副主任によると、中国政府は「退耕還林」(穀物の生産効率の著しく劣る耕地や砂漠化した耕地などに植樹し、森林に戻すプロジェクト)や「退牧還草」(荒れた牧畜地を草原に戻すプロジェクト)、天然林の保護、三江源頭(長江、黄河、瀾滄江の3大河川の水源)の保護、南水北調(南方地区の水を慢性的な水不足に悩む北方地区に送るプロジェクト)の水源保護など、最近数年だけで生態系・環境の保護に約7000億元(約9兆5550億円)を投入してきたという。

そのうち、各種の補てん的な支出として約3000億元(約4兆950億円)を水質汚染の改善処理や環境保護のためのインフラ施設建設に、約2000億元(約2兆7300億円)を河川流域の汚染改善や都市の汚水処理などに使用し、汚染を大量に減らすとともに、特に西部地区の環境改善に大きな成果を上げてきた。

杜副主任は「中国政府は今後、環境保護に関する基準制定を図るなど、生態系や環境の保護に関して引き続き力を注いで行く」と語った。



Record Chinaから転載


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